早春の雪割草から始まり、スノードロッ プ、クリスマスローズとバトンを渡して いくように咲き、春、少しずつ濃さを増 すグリーン、庭を支える山野草の変化が 見られます。 夫の海外赴任中に見たイギリスやアメリ カの庭や風景に影響を受けて、色鮮やか な庭に憧れた時期もありましたが歳を重 ね、少しずつ自分のスタイルがはっきり してきて、心落ち着く色、白にこだわる 庭になりました。 ４月、白いモッコウバラをスタートに、 ５月中旬にはオールドローズが咲き乱れ ます。 バラの下で、毎年すまし顔を見せてくれ る山野草もバラを引き立てます。 庭はできるだけ自然に、草花に庭の図面 をまかせています。私が何処に何を植え ようかということではなく、それぞれが 暮らしやすいところを探します。私はた だ手助けをしているだけです。木陰に沿 って芝生のエッジを切って、その形や変 化も楽しんでます。 　 　 　 　 　 　 西側から見た春の庭。夕方、この角度か らは西日を受けた下草が輝いて見えます。 　 　 春バラの庭で日向ぼっこをするのが大好 きなViViです。もうすぐ１６歳になりま す。この日は日ざしが弱く少し寒そうです。 　 　 　 （撮影　杉本 万美子）